注意
Bash on Ubuntu on Windowsが出て2ヶ月目の記事です。そのためアップデート等によってここに書かれている情報はすぐに陳腐化する可能性があります。
1. Bash on Ubuntu on Windowsの導入
http://qiita.com/Aruneko/items/c79810b0b015bebf30bb
このページに従って初期設定まで終えておきます。なお標準ではUbuntu14.04がインストールされます。Ubuntu 16.04にアップグレードするのは2016/09時点では致命的な不具合がある (http://ssig33.com/text/bash_on_windows) ため,やめたほうがいいです。
2. wsl-terminalおよびcbwinのインストール
http://qiita.com/shiena/items/b8036514c217000a221e
このページに従ってwsl-terminalおよびcbwinをインストールします。以降はwsl-terminalからUbuntuを操作することになります。
3. emacsのビルド
http://qiita.com/nanasess/items/6b731c933ebcd9b1c95a
このページに従ってemacsをビルドします。
4. gitのインストール
http://qiita.com/shiena/items/709bb408fe4dc3e6287a
このページに従って新しいgitをインストールしないと,magitが動きません。
5. latex (luatex) のインストール
$ sudo apt install texlive-lang-cjk texlive-fonts-recommended texlive-xetex
texlive-fullは大きすぎるので,luatexとbeamerの動作に必要なパッケージをインストールしました。なおtexファイルのコンパイルに必要なltj-unicode-ccfix.luaはwebからダウンロードして,同名のtexファイルがある場所にbashで配置。windows上で配置すると見つけてくれません。
コンパイルができないときはmktexlsrやluaotfload-tool -u -vをしてみましょう。
6. バイナリファイル等をWindowsのアプリで開けるようにする
https://www49.atwiki.jp/ntemacs/pages/62.html
https://www49.atwiki.jp/ntemacs/pages/19.html
このページを参考にelispプログラムを追加しておくと.docxファイルやPDFファイルをWindowsのアプリで開けるようになりとても便利です。
7. キャッシュを削除してディスク容量を増やす
$ sudo apt clean
600MBくらい増えると思います。ストレージが32gb程度しかないeMMC環境では重要です。
8. あとがき
端末からの操作になるのでテーマの扱いや配色が不十分なのですが,cygwinと違いあれこれ設定を用意する必要がなく,aptで快適な環境構築が行えます。
Qiitaの先達方とntemacs wikiの作者に感謝。