25 - あとがき

以下のポエムはフィクションだと思ってください。

この小説は「私と EeePC」をテーマにしたもので,「EeePC と Emacs と○○と」「GitBook で GitHub と遊ぶ」に続く第三弾になります。ある日偶然,何の気なしに Emacs のチュートリアルを開いた私は,それが日本語であることに驚愕しました。Emacs のマニュアル関係は全て英語だと先入観を持っていたからです。そこでせっかくの機会なのでチュートリアルを読んでみようと思ったのですが,ただ読むのもつまらないし,

「『 Emacs でプログラミングはしないけれど Emacs は使っている。』そんな私のようなユーザーにとって,このチュートリアルはどんな発見があるんだろうか?」

そう思い,気持ちの向くまま文章にしてみた,というのが,この『 Emacs のチュートリアルをプレイ。』です。

ではどのように進めていけばいいだろう。ストーリーの構想を考えるなかで,Emacs のチュートリアルに興味深い文章が書かれているのを見つけました。

This version of the tutorial is a part of GNU Emacs.

このバージョンのチュートリアルは GNU Emacs の一部です。

Emacs は GPL3 で保護されたソフトウェアなので,GPL3 のルールを守れば,チュートリアルの全てを作品内に盛り込むことができます。というわけでこの作品は,チュートリアルの文章を軸に小話で脱線しつつ,そのまま軌道修正することもなく走り抜ける,という形に仕上がりました。この作品が Creative Commons や GFDL でないのはこういった理由によるものです。Emacs 史上最も熱くチュートリアルを修了したユーザーなんじゃないか,と思っていますが,いかがでしたか。楽しんでいただけたなら幸いです。つまらなかったならごめんなさい。

運が良いのか私の EeePC は 10 年たった今も元気です。壊れるまで大切に使いたいと思います。もし壊れたらそのときは… (パソコンの葬儀ってあるんだろうか…?)。



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