座談会

💻 『本日はよろしくお願いします』

icon「よろしくです」

EeePC (以下 E) 「…おい」

💻 『まず,この企画の趣旨をご説明いただいてもよろしいでしょうか?』

icon 「いきなり来ましたね(笑)」

💻 『(笑)』

icon 「もともと 『 Git x Magit 』という小説を書こうと思っていまして,どの形式で書こうかなと」

💻 『 iconさんは GitBook を愛用されていましたよね?』

icon 「はい。ウェブの知識がない私でも使える素晴らしいツールです」

E「なんだこの茶番は。それに私の前にある『 E 』って何だ?」

💻 『それではなぜ今回 GitBook 以外を使おうと?』

icon 「主に二つ理由があるんですけど,まず一つ目は,もう一歩足を踏み出してみようかな,と。GitBook の手軽さに浸っていてはダメだな,と思いまして」

💻 『なるほど。それで VuePress に触れてみた,と』

icon 「ええ。あとその前に Docusaurus を少し」

💻 『ああ,Docusaurus。マスコットの恐竜ちゃんがかわいらしい』

icon 「はい。 Slash っていうんですけど。かわいいですよね」

E「…めまいがしてきた」

💻 『それで,Docusaurus に触れたうえで,今回は VuePress を選んだのには,何か理由はあるんですか?』

icon 「選ぶ,というよりは,VuePress が初めてだったので,設定とか,試行錯誤しながら作品の構想も一緒に考えていければいいな,と思っていたんですけれども。でも全然うまくいかないですね (笑)」

💻 『ええ,その気持ちはわかります。技術のほうが目の前にあって具体的なもんだから,ついついひっぱられてしまう』

icon 「そうそう (笑)」

💻 『なるほど。では GitBook 以外を使おうと思った二つ目の理由は何でしょう』


「もういいだろう!」

EeePC が我慢できずに怒鳴った。真顔に戻る私。「…」無言のまま,水を差され不満な顔を EeePC に向けている。そんななか,「へえ。そんなことが」と事前に入力されたテキストを自動で読み上げる ThinkPad。

「君がまじめにやると期待していたのに,くだらん小芝居を」「…」「 mdBook という選択肢はなかったんですか?」「読み上げを止めろ。まったく」「…」「ああ,それがさっきとつながってくるわけですね」「Git x Magit というタイトルも無視,VuePress の説明も無視」「…」「大やけど (笑)」「それでいつまでこんな茶番を続けるつもりなんだ?」「…」「大きく世界が広がったわけですね」

「読み上げを止めろと言っているだろう!」「…命令しないでよ」「では作品のコンセプトをお聞かせください」「う,うむ。すまない。だが git-magit をほったらかしにしているなら,VuePress くらいは説明するべきだと思う」「それは面白い試みですね」「君が VuePress を知りたいなら自分で調べればいいじゃん」「私が知っても意味がない。君が使いこなせなければ」「私は使える」「確かに」「本当か? 作品一覧 を書き換えるとき,手間取っていたじゃないか」「…」「そうですね。自分がまず一歩を踏み出さなければ」「せっかく苦労して身につけたんだから,忘れないようにしたいだろう?」「…だってめんどくさいんだもん」「ボスが倒せない (笑)」「君のできる範囲でかまわない。私も手助けしよう」「それは楽しみですね」「ほんと?」「まじめにやってくれればな」「それでは期待している皆さんに一言お願いします」「私はいつだって全力だよ」「ありがとうございました」



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