03 - いきなり完成!?

ファイルの場所

「前回作ったプログラムは『ファイル』アプリの "Linuxファイル" の中に入ってます。アイコンがかわいいから見逃さないはず」

linux-icon

『あ!かわいー!』
「でしょでしょ!」
『モチっとしてる』
「そそ。えっと、それでね、前回はeditorって名前でプログラムを作ったから、editorって名前のフォルダができてるはず。開いてみて」

files

『うーん、いろいろファイルがありますね…難しそう』
src の中身がわかれば大丈夫だよ」
『え?そうなんですか?』
「うん。とりあえず、中を見てみよう」
『ファイルが2個あります』
「ひとつずつ説明するね」

  • App.vue: 部品
  • main.js: 部品を動かす場所

『うーん、部品がひとつしかありませんけど、これで動くんですか?』
「試してみよう。まずmain.jsを開いてみて」

main.js を書き換える

import Vue from 'vue'
import App from './App.vue'

Vue.config.productionTip = false

new Vue({
  render: h => h(App),
}).$mount('#app')

「真ん中のVue.config〜って行をmavonEditorが使えるように書き換えます」

import Vue from 'vue'
import App from './App.vue'

import mavonEditor from 'mavon-editor'
import 'mavon-editor/dist/css/index.css'
Vue.use(mavonEditor)

new Vue({
  render: h => h(App),
}).$mount('#app')

『できました!』
「おっけー。次にApp.vueを開いて」

App.vue を書き換える

<template>
  <div id="app">
    <img alt="Vue logo" src="./assets/logo.png">
    <HelloWorld msg="Welcome to Your Vue.js App"/>
  </div>
</template>

<script>
import HelloWorld from './components/HelloWorld.vue'

export default {
  name: 'app',
  components: {
    HelloWorld
  }
}
</script>

<style>
#app {
  font-family: 'Avenir', Helvetica, Arial, sans-serif;
  -webkit-font-smoothing: antialiased;
  -moz-osx-font-smoothing: grayscale;
  text-align: center;
  color: #2c3e50;
  margin-top: 60px;
}
</style>

『なんか難しそう…』
「だいじょぶ。書き換えるのは3行目と4行目だけだから」

<template>
  <div id="app">
    <mavon-editor style="height: 100%"></mavon-editor>
  </div>
</template>

<script>
import HelloWorld from './components/HelloWorld.vue'

export default {
  name: 'app',
  components: {
    HelloWorld
  }
}
</script>

<style>
#app {
  font-family: 'Avenir', Helvetica, Arial, sans-serif;
  -webkit-font-smoothing: antialiased;
  -moz-osx-font-smoothing: grayscale;
  text-align: center;
  color: #2c3e50;
  margin-top: 60px;
}
</style>

「これでよし」
『え?これでいいんですか?ちょっと書き換えただけですけど』
「そう。簡単でしょ。さっそく動かしてみようか。前回からターミナルを開いたままの人は次のコマンドを、一旦閉じた人は cd editor を実行してeditorフォルダに移動しておいてください」

mavon-editor を動かす

$ npm run serve

『あれ、エラーが出ましたよ』

 ERROR  Failed to compile with 2 errors

These dependencies were not found:

* mavon-editor in ./src/main.js
* mavon-editor/dist/css/index.css in ./src/main.js

To install them, you can run: npm install --save mavon-editor mavon-editor/dist/css/index.css

「最後の文で『mavon-editorをインストールして』って言ってるね。一旦 Ctrl + c を押して終了して、mavon-editorをインストールしよう」

$ npm install --save mavon-editor

$ は闇の印ですよね』
「そうそう。だんだんわかってきた? $ が出てきたら、『あの黒い画面』でコマンド入力しろって合図」
『はい!…あ、もう終わりましたよ』
「それじゃ改めて動かそう」

$ npm run serve

 DONE  Compiled successfully in 13988ms

 
  App running at:
  - Local:   http://localhost:8080/ 
  - Network: unavailable

  Note that the development build is not optimized.
  To create a production build, run npm run build.

『今度はうまくいったみたいです』
「じゃあChromeで http://localhost:8080/ を開いてみよう」
『はい。…おお!』


mavon-launched

『すごい。もう動くんですかこれ?表記が中国語ですけど』
「すごいでしょ。もう文章も書けるしmarkdownのプレビューもできるんだよ」
『はい。表記が中国語ですけど』
「私は使ってないけど画像の挿入もできるみたい」
『そうなんですね…。でも表記が…』
「仕方ないなあ。じゃあ表記を日本語にしよう。ありがたいことにmavonEditorは日本語がサポートされているので、App.vueの3行目に language="ja" を入れるだけで日本語表記にできます」

<template>
  <div id="app">
    <mavon-editor style="height: 100%" language="ja"></mavon-editor>
  </div>
</template>

henshu-shitene

『おー、メニューもすぐ日本語に変わりましたよ』
「ね、簡単でしょ」
『 "編集を始てね!" って、なんかかわいいですね』
「『夕飯はドン勝だ!』みたいに味わいがあって大好きです。さっそく編集を始 (し) よう!」



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