SCP-L-090

アイテム番号: SCP-L-090


オブジェクトクラス: Euclid


特別収容プロトコル: 乾燥した暗室で保管してください。


説明: SCP-L-090は大根の一種です。この種子が発芽すると,あらゆる固体を貫通しながら生長します。その際に必要な栄養分をどこから得ているのかは不明ですが,生長した根は美味で,人体への悪影響も報告されていません。

実験記録:

  1. ██年12月█日
    • 生育環境: チタン合金
    • 手続き: 発芽直後の種子が破壊されないよう,中央にくぼみの空いた部品を用意した。中央に発芽した種子をのせ,同形状の部品を上からかぶせたのち,上下をプレス機で挟んで持ち上げられないようにした。
    • 実験結果: 合金が破砕されたため,調査のため解体した。SCP-L-090はプレス機の内部も貫通していた。
  2. ██年2月█日
    • 生育環境: ドライアイス
    • 手続き: 発芽した種子をドライアイスの中に入れ,観察を行った。
    • 実験結果: 実験中に設備が破損し,ドライアイスが融解した。その後SCP-L-090の生長が止まった。
  3. ██年3月█日
    • 生育環境: 固体の水 (氷)
    • 手続き: 発芽した種子を氷の中に入れ,観察を行った。実験開始から2週間後,氷を融解させた。
    • 実験結果: 氷が融解すると,SCP-L-090の生長は止まった。


この文章はフィクションであり,実在の人物・団体とは一切関係ありません。

(c) 2017 jamcha (jamcha.aa@gmail.com).

cc by-sa