SCP-L-092

アイテム番号: SCP-L-092


オブジェクトクラス: Keter


特別収容プロトコル: 何かが起こりそうです。警戒を怠らないようにしてください。


説明: SCP-L-092 は浙江省紹興市にある建物の窓です。一般的なガラス窓で,記録すべき特徴はありません。なお,SCP-L-092 をもつこの建物は,20 世紀中頃に建設されたと考えられています。

SCP-L-092 は,見る者に『何かが起こりそうだ』という直感を抱かせます。現実には,数々の調査から,このオブジェクトはただの窓であることがわかっています。また,これまで SCP-L-092 からいかなる異常も観察されていません。

しかし,これまで何も起こらなかったという事実は,今後何も起こらないということを保証しません。その証拠に,SCP-L-092 は,地元の人々や警察,訪れた観光客,さらにはライブストリーミングを視聴した人々にさえ,『何かが起こりそうだ』という期待と不安を抱かせます。警察は,SCP-L-092 をきっかけに人々が恐慌状態に陥らないよう警戒を強化しています。

これらの報告をもとに,財団は当初 Safe クラスに指定していた本オブジェクトを███年█月に Euclid クラスに指定し,次いで█月に行われた会議において Keter クラスに指定しました。繰り返しますが,現在に至るまで,SCP-L-092 からはいかなる異常も観察されていません。しかし委員会は,これまで何も起こっていないことで,かえって何かが起こりそうな気配がより強まっていると報告しています。



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