# 096
世界一の朝食を提供するため、多くのホテルが日々しのぎをけずっている。では世界で最も高額な朝食を出しているのはどこだろう。意外なことに、それは寮の学生が作っていたハムエッグだった。彼はまもなく富豪になり、一時間で何万ドルも稼いだ。そんな価値のある料理でも、味はいまいちだったという。
# 097
山東省に伝わる昔話。一人の青年が毎晩頭痛に悩まされ、ついには病となった。医者も原因がわからず途方に暮れていたが、みすぼらしい身なりの老人がやってきて、病の元は悪夢だと言った。そこで夢を食べる神獣『獏』の絵を枕に入れて眠ったところ、すぐに治ったという。老人は仙人だったのだろうか。
# 098
あるIT企業のCM動画に霊が映り込んでいると話題になった。その企業は動画の公開を中止して別の作品に置き換えたものの、またも映っていると噂になり、結局広告ページを閉鎖した。あるプログラマーが言うには「まだ海賊版使ってるのか?」と。不正対策に罠を仕込むソフトは今でも存在する。
# 099
ケベックに住む一人の男が、医療保険に加入するため遺伝子データベースに登録しようとしたところ『すでに一週間前に作成済みだ』と知らされた。自分の情報が悪用されたのだろうか。彼がすぐに調査を依頼すると、オンタリオに住む別の男が犯人だとわかった。生き別れの双子だったのだ。
# 100
ホラーゲームの名作をいくつも送り出してきたポール・フリット氏が、先日引退した。自身のブログによると、氏は夜にゲームを開発することが多かったのだが、画面をのぞきこむ顔の群れに耐えられなくなったのだという。興味深いのが、同じ経験をしたとコメントする製作者が何人もいることだ。
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
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